Sinn EZM-7.S 初入荷
消防のために開発 ミッションタイマー <EZM-7> をテギメント加工の基層にブラック・ハード・コーティングした 「300個限定モデル」
ケース径43mm 80.000A/mの耐磁性能 20気圧防水
主要活動時間を緑色、黄色、赤色のカラーで表示、回転ベゼルで読み取りを瞬時に可能にします
¥523,800(税込)
・ETA2893-2(自動巻/21石/28,800振動)
・マグネチック・フィールド・プロテクションにより80,000A/mまで磁気防護
・-45℃から+80℃までの気温での精度保証
【機能】
・時・分・秒(センターセコンド)
・救出ミッションの時間配分を示すダイヤルデザイン
・デイト表示
・24時間表示式UTC(デュアルタイム)機能
【ケース・ベルト】
・ケース:ステンレススチール(PVD+テギメント加工1200ビッカース)
・ベルト:シリコンストラップ
・風防:両面無反射サファイアクリスタル
・回転ベゼル(救出ミッションの時間を読み取るための色分け)
・リューズ:ねじ込み式(使用感と安全性を高めるため逆位置に配置)
・裏蓋:ステンレススチール、ねじ込み式
・防水性能:20気圧防水
・ドライカプセルを組み込んだドライテクノロジー(除湿機構)
・放電腐食防止のプロテクトガス充填
【サイズ・重量】
・ケースサイズ:直径43mm×厚さ12mm
・重量:約165g
・ベルト幅:22mm
【その他】
・世界限定300本
・保証期間:3年
■販売価格 ¥523,800(税込)
精度の安定、ケース内の除湿機構
機械式時計のムーブメントパーツは、それぞれが円滑な運動を行えるよう潤滑オイルが使用されていますが、この潤滑オイルの劣化により時計の精度悪化が起こります。この劣化の主原因になるのは、時計ケース内部の水蒸気や不安定ガスにあり、これを取り除くことにより制度の安定がはかれます。
ジン社はそのための特殊乾燥剤を使用したドライカプセルを開発し、潤滑オイルの劣化を引き起こす水蒸気を可能な限り取り除く技術を得ました。
ドライカプセル
ジンの開発したドライカプセルは、Arドライテクノロジーの最も重要な要素です。
このカプセルには特殊乾燥剤が充填されており、これはケース内の水蒸気を吸収し時計ケース内の湿気を取り除きます。ドライカプセルに吸収された水分量が増すにつれて、淡いライトブルーから
ネイビーブルーへと色が変化します。
ムーブメントに使用している潤滑オイルの劣化が起きると、テンプの軸と軸受けの高速運動で起こる静電気が発生し、さらに空気中の不安定ガスが化学反応を起こす放電腐食がはじまることですべてのパーツにおいて精度が悪化します。時計ケース内に希ガスといわれる極めて安定したガスが充填することにより、この静電気や不安定ガスを含む空気を可能な限り排除し放電腐食を防いでいます。文字盤のArのマークはガス封入の印です。
-66℃から+228℃まで機能する特殊オイル
機械式時計のムーブメントのパーツが円滑な運動を行えるよう使用されている潤滑オイルは、通常-25℃で粘性が高くなり時計の精度が維持できなくなりますが、ジン社開発の特殊オイルは-66℃まで粘性を維持し+228℃まで蒸発が起きません。
このオイルの使用により急激な温度変化に耐え、-45℃から+80℃の温度範囲でDIN(ドイツ工業規格)の定めた刻時精度の維持を可能にしました。このオイルが使用されているモデルは、ドイツ出荷の際に全品-45℃と+80℃での検品が行われています。
※モデルUXにつきましては、クォーツ製であり、シリコンオイルが充填されているという特性を考慮し、機能性保障の温度設定は-20℃から+60℃としております。
80,000A/mという驚異の防磁性能を実現
ステンレススチールの裏蓋がいとも簡単に磁力線を通し裏蓋をはさんで磁石にクリップが吸い寄せられるのに対し、マグネチック・フィールド・プロテクションによる裏蓋は防磁性能を発揮しクリップが吸い寄せられることはありません。
磁気が時計の精度に悪影響をあたえることに気づいたのは1960年代です。
当時の防磁性能の時計は軟鋼性のインナーケースを使用しムーブメント磁力線から保護しましたが、時計ケースが必要以上に分厚くなるといった難点がありました。
そこでジン社は軟鉄を使用したマグネチック・フィールドにより磁力線を遮断し、80,000A/mという驚異の防磁性能を実現したのです。
軟鉄製のリングでムーブメントを囲み、さらに文字盤と裏蓋にも軟鉄製の素材を使用し。磁気を遮断しています。
マグネチック・フィールド・プロテクションが施された時計のダイヤルには、防磁性能をを示すロゴマークが印されています。
世界で唯一、時計の分野に応用した硬化技術
回転ベゼルだけでなく時計のケースやリューズ、プッシュボタンにテギメントを採用
テギメントとは、窒素を使用した浸炭加工を時計のケースに施すことにより鋼材の表面に炭素分子を拡散・浸透させ、焼入れして硬化させる技術です。
素材の表面にセラミックと同じ1200ビッカース、あるいはそれ以上の硬度にして時計に傷がつくのを防ぎます。
この加工はマットやポリッツシュ等のケースの仕上げの種類を問わず可能で、さらに金属内のニッケルが表面には出てこないといった特徴もあるため、アレルギー体質の人でも安心して使用することができます。
浸炭加工の技術は以前よりあったものですが、改良・開発をして時計の分野に応用しているのはジンが世界で唯一のメーカーです。
三重ベアリングを使用した特殊結合回転ベゼル
さらに、モデルU1000については衝撃などにより意図せずベゼルが回転しないための安全システムを搭載しています。
U1000の回転ベゼルは、ベゼル2点を下に押し下げることで初めて回転させることができます。この安全システムは、モデルT1およびT2にも搭載されています。
ブラック・ハード・コーティング
Schwarze Hartst off beschi chtung
弊社では、ハード・コーティング(いわゆるPVDコーティング)は表面がテギメント加工されたものにだけ採用しています。PVDコーティングによる着色層が高品質を達成するためには、どうしてもこの組み合わせが必要だからです。
テギメント層の硬度は連続的な性質を有します。つまり、表面では硬度が高く、それが徐々に材質の基本硬度へと移行していきます。こういった性質により、ケース本体から着色層が剥がれるといった、ありがちな問題を引き起こすことなく、PVDコーティングを施すことが可能となります。
もう少し詳しく見てみましょう。いわゆるPVD方式によって施された着色層は非常に高い硬度を有します。
コーティング層と基材の間で硬度が急激に変化するケースでは、何らかの負荷を受けると、コーティング層が割れてしまう傾向があります。硬い殻(PVD着色層)が柔らかいコア(ケース材質)の上にじかに載っているからです。一点に集中した力が加わると、基材がたわみ、外側の層を十分に支え切れなくなってしまうのです。これを「エッグシェル現象」と呼びます。これに対し、テギメント加工を施した表面硬度であれば、コーティング層も支えることができます。エッグシェル現象も防止され、着色層の磨耗も大幅に低減します。ただし、PVD方式により得られる着色層の硬度が非常に高いといっても、それよりさらに硬い物質に触れれば損傷してしまうことがあります。それは、現在の最新技術をもってしても防ぐことはできません。固体全体が着色された物質に比べ、コーティングによる着色は、特定の状況において剥がれてしまうおそれが常に存在しています。
住 所:〒320-0811 栃木県宇都宮市大通り3-1-3
代表者:釜島光顕 (KAMASHIMA MITSUAKI)
営業時間 : AM10:00 ~ PM6:00
定休日:毎週水曜日
電 話:028-633-2739
FAX:028-633-2843
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1909年創業。JR宇都宮駅西口から徒歩5分、より多くの人に機械式時計の魅力を伝える為にスイスやドイツなど海外の時計メーカーを充実させています。
営業時間:AM10:00~PM:6:00 電話:028-633-2739 水曜定休